Theme: 筋ジストロフィーの間接的疑似体験を通じた理不尽さの実感
Data: Dystrophin, CNBP, DMPK
Format: 画像, 体験
Tools: p5.js, Ai
Materials: 粘土, 付けまつ毛, 食材
筋ジストロフィーとは遺伝性筋疾患の総称であり、特定の遺伝子が通常とほんの少し異なるだけで、筋機能が著しく低下し、寿命も大幅に短くなるような先天性疾患である。患者は自身の筋力低下により、通常環境での生活が徐々に困難になっていくので、「ヒト」と「モノ」との相対関係は自身の変化のみによって発生したといえる。そこで、私はこのヒトとモノの相対関係に注目し、罹患者でない私、つまり自身が固定されていた時に周りのモノはどう変化するのか考えた。
この作品を見た後に、身の回りを眺めてみると、普段何気なく行なっている動作、気軽に扱っている物の見え方も変わってくる。この作品では、このような思考による疾患の間接的疑似体験ができると共に、遺伝子による不条理を強く感じることができる。
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